NISA 投資

いまだに証券会社は必死なのか・・・NISAの勧誘やCMがうざすぎる理由

NISAの勧誘がうざすぎる理由
NISAという言葉をご存知でしょうか。

NISAというのはIndividual Savings Account、個人貯蓄口座の日本版の愛称です。

もともと2003年に、投資の売却益にかかる税率を軽減する制度があったのですが、2013年末でそれが解消になる代わりに導入された制度のことです。
具体的には、特定の口座に限り1年あたり100万円以下の投資に対しては非課税になる制度です。

かくいう自分も株で資金を溶かした経験があるので、ありがたいことにNISAの勧誘通知が鬼のように送られてきます。
ざっと数えるだけで1ヶ月に3通くらい、電話が2回くらい掛かってきます。

そもそも資金がないし開設する気もないけど、あまりにウザすぎる!

そしてテレビ、新聞や電車の中吊り広告に至るまでNISA、NISAとウザすぎる!!

と同じ気持ちでいる方も多いと思います。

じゃあ、最近銀行がNISAの開設をひつこく薦めてくるのは何故なんでしょうか。

必死になって勧誘する理由

NISAはその名の通り少額投資非課税制度と言われるものです。
何千万、何億という投資をおこなう人にとっては適用されませんが「少しくらい投資に回してみようかな」「どうせ眠ってる貯金なら株にしてみようかな」と考える人にとってピッタリの制度と言えます。

いわゆる初心者にとっての投資入門のようなもので、誰でも簡単に始めることができます。

非課税期間について

NISAの非課税になる期間があり、最大で5年間としています。
途中で売却し利益を得た場合は非課税枠を使ったことになり、再度利用することができません。
投資可能総額は500万としており、これ以上の投資は課税対象となります。

簡単に言うと、期限があるから早めに入った方が得ですよ!ということです。

銀行の休眠口座について

現在、日本の休眠口座は880億円あると言われています。

【参考記事】
あなたの休眠口座使わせてもらいます―10年以上取引ない880億円
http://news.livedoor.com/article/detail/6285062/

休眠と名がついている通り、銀行等に預けているけど全く動いていないお金です。
普通に考えてもったいないですよね?全く使われてないお金が800億。
不景気、不景気と言われていても眠ってるお金があるという訳ですね。

先に書いたように、眠らせておくくらいであれば初心者用の非課税制度で投資をはじめてみない?という目論見があります。

経済効果について

投資することは日本の経済の活性化にも強く繋がっています。

今まで貯蓄されていた現金が、企業の活動資金となることで、経済が活性化し、家計がさらに潤うので、また投資が増えるという好循環を生み出すのです。

そういった意味で、NISAは日本という国全体にとってもメリットがあり、各証券会社が必死になり(時にうざいくらいの)勧誘をおこなっている訳です。

NISAをはじめる前の注意点

「よし!日本のためになるし、貯金眠らせておくならNISAはじめるか!」

と意気込む人が増えた訳ですね。2014年のはじめ頃に。
しかし丁度今くらいの時期からNISAのあまり知られていない取り決めによって失敗する人が続出しています。

では、NISAで少額投資をもし始めるとしたら、注意する点は何なのでしょうか。

税金がかかる場合もある

株初心者から不満爆発 これじゃあ大損だ!NISAのバカヤロ
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/38458
上の記事にこのように書かれてあります。

「ここに罠があります。NISA口座から一般口座に移した時点で、100万円ではなく、50万円でその株を購入したとみなされてしまうからです。その結果、口座を移した後に株価が100万円に回復してから売ろうとしても、利益が50万円出たとして20%=10万円の税金がかかってしまいます。仮に60万円で売った場合は、すでに40万円損をしているにもかかわらず、50万円から10万円のプラスになっているため、さらに2万円の税金を支払わなければいけません」(経済ジャーナリストの荻原博子氏)

証券会社の違い

まずNISAを開設するにあたって、口座に開設手数料がかかる事もある場合があります。
また証券会社によってはNISAで購入できる金融商品がバラバラなので、それも事前に調べる必要があります。

開設できる口座数について

次に、当たり前ですが1人1口座しか持てません。
1人で何個も持てたら、100万までが限度という枷が事実上無くなってしまいますからね。

初心者が一番迷う投資先について

またNISAにお金を入金し運用していく際、どこに投資したらいいかなどが全く分からないと思います。
ガンガン稼ぐ場合でないのならば、インフラ企業などに投資するのが1番安定なのだろうと思われますが、
例え安定している企業だとしても、1社にまとめて全てのお金を投資するのは得策とは言えません。

投資先について

これは金融庁の資料なのですが、あまり投資先を分散させなかった茶色のグラフよりも、
投資先を分散させた青色のグラフのほうが利幅が最終的に大きくなる傾向にあります。
(しかしその分振れ幅も多いので注意は必要です)

また、投資先には3つのパラメータ、「安全性」「流動性」「収益性」があり、
投資先によって違うこの数値をきちんと見極める事が重要です。

例えば先ほど上げたインフラ企業などは安全性の高い金融商品ですが、収益性はあまりありません。
また近頃流行りになっている株の銘柄などは収益性は高いですが、安全性は低いです。

自分にあった投資方法を見つけ、無理の無い投資をするのが大事です。

まとめ

以上がNISAに関する、本当に簡単な説明でした。
これを読んで投資に興味を持った方は、少なからず居らっしゃるかもしれませんが、この記事だけを鵜呑みにして「分散させて持っていればプラスになる」と考えているようでは、厳しい状態にあると言えます。

投資をする際には、自分の大事なお金を使うのですから、
調べられる部分は調べ、学べる部分は学ばなければなりません。
(でないと私みたいになりますよww)

決して1人の意見だけではなく、色々な方面から考えた意見を読み聞きしましょう。

それでは、良い投資ライフを。

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